2016年 06月 10日
~次世代へ命を繋ぐ~ 種取
今回は前々からご紹介したかった長葱の一生をはじめ、種取作業と当店が固定種野菜を育てている理由についてお話させて頂きます。
こちらは葱坊主が出始めた頃撮った写真ですが、葱坊主を付けて花を咲かせて種を残し、次世代へ命を繋ごうとするネギの品種は、元気な種を作るために栄養を花に持っていき、我々が食す部分は段々硬くなったり、病気になりやすくなります。
次の世代に身を託しつつ、自分の身は老いていく…。
人間と同じような野菜の姿にジーンと来る事が多々あります。
人間と同じような野菜の姿にジーンと来る事が多々あります。
元々同じネギが植わっていた所を整理して、左側の空いている所に連作します。
周りを囲っているのは、葱の成長と共に土寄せした時に、土がこぼれてこないようにするためです。
写真は、この三種の種が入っている鞘ですが、外見から見ても、どれがどれだか全く分かりません(>_<)
さやから種を出して見てみても…、
こんな感じで、外見から区別する事は難しく、種取時は品種を間違えないように気をつけなければいけません。
当店は、交配せずに採種された固定種野菜を育て始めて、今年で三年になります。
自然栽培農家さんの所に見学に行かせて頂いてから、固定種野菜や無肥料・無農薬野菜の存在を知り、興味を持ち始めました。
なぜ固定種を育てるかについてですが、品種改良されてもその特徴が一代しか続かないF1品種より、野菜の一生を見届けながら、次の世代に命を残す種取が出来、種を取り続けて同じ場所で連作が可能になること、そして同じ品種であっても、その土地その土地にあった野菜に育っていく事が出来るというのが大きな理由となります。
自然栽培農家さんの所に見学に行かせて頂いてから、固定種野菜や無肥料・無農薬野菜の存在を知り、興味を持ち始めました。
なぜ固定種を育てるかについてですが、品種改良されてもその特徴が一代しか続かないF1品種より、野菜の一生を見届けながら、次の世代に命を残す種取が出来、種を取り続けて同じ場所で連作が可能になること、そして同じ品種であっても、その土地その土地にあった野菜に育っていく事が出来るというのが大きな理由となります。
誰でも簡単に育てやすい野菜を作れる事、成長の足並みを揃え、農家さんの苦労を減らす事、病気に強い野菜を作る事、などなどF1品種が開発されて来たのには、様々な理由があると思います。
でも、自分で作る野菜は、出来る限り、ずっと種を採り続けられてきた、そしてこれからも採っていける固定種を育てたい。
残念ながら、無肥料・無農薬栽培が可能となった野風二号畑は、一年挑戦しただけで無くなってしまいましたが、今年はエコプランターでも本格栽培しています。
先にご紹介したように、たとえホームセンターで買ってきた土だとしても、時を経て、無肥料・無農薬の土にしていく事は可能だと思っています。
土も種も大事にして、野菜の命を繋いでいく。
でも、自分で作る野菜は、出来る限り、ずっと種を採り続けられてきた、そしてこれからも採っていける固定種を育てたい。
残念ながら、無肥料・無農薬栽培が可能となった野風二号畑は、一年挑戦しただけで無くなってしまいましたが、今年はエコプランターでも本格栽培しています。
先にご紹介したように、たとえホームセンターで買ってきた土だとしても、時を経て、無肥料・無農薬の土にしていく事は可能だと思っています。
土も種も大事にして、野菜の命を繋いでいく。
当店の畑やプランターレベルなら自家採種する事も、そんなに大変ではありませんが、一昨年は全部の野菜の自家採種は出来ず、本格的に始めたのは昨年からで、その種からの育苗は今年からとなります。
一号畑はお借りしている土地のため、無肥料・無農薬栽培がずっと出来るのは今のところプランターだけとなりますが、どんなに小さな土地でもプランターでも、無肥料・無農薬栽培で野菜を育てる事が出来るということ、種にも色々あって、自家採種をして自分の土地にあった野菜を作れるということをご紹介して、皆様に興味を持って頂き、一人でも「じゃ、自分もやってみようかな」と思える方がいらしたら、とっても嬉しいです。
苗子の今日の仕事は終えて、これから梅子が神谷さんの所に最盛期の白加賀収穫のお手伝いに行ってきますが…、
明日はスティックブロッコリーの種取作業が待っています(^^;)
こちらはエディブルフラワーとしてお入れしていた花の後に、鞘を付けて種を作った物で、大量にあります(>_<)
この種を採って目論んでいる事が、ありますのでお楽しみになさってください♪
こちらはエディブルフラワーとしてお入れしていた花の後に、鞘を付けて種を作った物で、大量にあります(>_<)
この種を採って目論んでいる事が、ありますのでお楽しみになさってください♪
去年は梅の生り年で、梅仕事が多忙過ぎて、ご紹介出来ませんでしたが、今年は梅仕事も畑仕事も、日々のお弁当に加えてご紹介していきたいと思っています。
「自家製」と「地場産」にこだわった野風のお弁当のご注文方法は、こちらでご確認ください。
by bento_nokaze
| 2016-06-10 11:59
| 畑仕事